認知症の母 認知症だと何ができないのか 生活編(人それぞれ)

認知症あるある

母の家に様子を伺いに行くときは、母には連絡せず、突然行くので、母が留守の時もあります。 先日行った時、たまたま母は留守でした。 母は携帯を持っていないので、どこに行ったかはわかりません。 まあ、それはよしとして。 まずは、部屋の中をとりあえず片付けます。 いろいろ気づくことがあります。

認知症によって何が具体的に出来なくなってきているか。今日の出来事。

 

新聞を故紙回収袋に入れられない。

実家に行くと、必ず新聞が床に散らばっています。 読めずに新品のまま何日分も床に放置されていることが多いので、新聞購読やめることをすすめたが、それは嫌なようで、本人は、床に放置している新聞も、後で読むと言い張る。

ゴミをゴミ箱に入れず、その辺に放置しても気にしない。

ゴミ箱に入れるのがめんどうなんでしょうか。 その辺の新聞紙に丸めて生ごみらしきものが放ってありました。 恐ろしくて中身を空けられなかったのですが、明らかに生ごみの様なものが入っている形跡ありでした。 以前であれば、床にゴミが落ちているという事はありませんでした。

洗濯した服、脱いだ服を床に放置

洗濯は一応しているようです。 しかし、取り込んだ洗濯ものをタンスのあるべき場所に片付けられないため、床にそのまま放置。 おかしかったのは、先日ケアマネさんとデイの人が家の様子を見に来られた時(介護区分変更時)、その服の山を丸ごと押し入れに入れて隠していた。

ゴミの分別ができない。

京都市は、「生ごみ(燃えるゴミ)」、「プラごみ」、「缶ペット」と3種類に分けます。 見事にプラごみ袋の中に、コーヒー牛乳の紙パックが入っていました。 このように、プラごみ袋に燃えるゴミを入れることがよくあります。 また、その逆も。

新しい事が覚えられない。 自分の習慣が変えられない。

これは、お年寄りは多くの方がそうかもしれませんが。 最近は暑いので、生ごみを三角コーナーに入れておくとコバエがすごいので、最近よく売られている防水コーティングされた紙袋のゴミ袋を使って、口を閉めるとコバエ対策になるよと言って渡したのに、三角コーナー、バンバン使ってて、コバエがすごいことになってる。 渡したときは、とても気に入っていたのに。

服薬管理ができない。

一日3回のサプリも自分で管理できませんが(電話で指示)、5日前に処方してもらった目薬を袋に入れたまま、床に放置。 目薬さしてと電話で指示していますが、以前にもらった古い目薬をさしていたらしい。 新しい目薬をもらった事自体忘れている。

冷蔵庫の中の管理ができない。

自分が買ってきたものを忘れています。また、冷蔵庫を開けて、何が入っているかを見ないので、お刺身が腐ったりしています。 買った事を忘れているのは仕方ないとしても、なんで冷蔵庫を開けることをしないの?と言いたい。 また、腐りかけのお刺身食べて、お腹壊したら、「最近サプリのせいでお腹の調子悪い」とか言う始末。 腐りかけの食品は、お腹にも悪いけど、脳にもダメージあるからねー!やめてほしい。

調理した料理を鍋の中に放置

この季節、調理したものは、常温放置は禁物ですが、調理後、中身の入ったままのお鍋をガスコンロの上に放置しているので、とんでもない事が起きています。 保存管理能力が無くなっています。

ゴミがすごく落ちていました。掃除機をかけた形跡なし。

母は、目が悪いのか、すごくゴミが落ちているのが見えていないのか、めんどくさいのか、全然掃除機をかけません。 認知症になると、高齢になると、意欲がないのか、そこまでは気が回らない様です。 たぶん、どうでもよさそうな感じです。 その人の性格にもよると思いますが。

 

一通り片付けをしたのですが、本人が出来ることは、やってもらった方がいいと思うので、完全に全てをやることはしません。 私が居る間に母は、帰って来ませんでした。 後に、母に電話して、出来てなかった事を伝えました。 こんな風にこれからも、母が出来なくなったことをサポートしていくという形で進めていくしかないです。 少しでも、母の「出来る」が増えていくといいのですが、認知症で確かに「意欲の部分」が大分なくなったのは確かです。 好きな編み物も全然しなくなりましたし。 また、編み物をすすめてみようかな。

 

 

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